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グレイスグループ・コールドクター・おかぴファーマシー、ハイブリッド診療により保険適⽤ピル・漢⽅の処⽅と無料配送を⾏う「婦⼈科ダイレクト」を共同開発

2025 年 3 ⽉ 7 ⽇

株式会社グレイスグループ
株式会社コールドクター
おかぴファーマシーシステム株式会社

株式会社グレイスグループ(東京都渋⾕区、代表取締役 CEO 勝⾒祐幸、以下 グレイスグループ) 、株式会社コールドクター(東京都渋⾕区、代表取締役社⻑:合⽥武広、以下 コールドクター)、TOPPAN ホールディングスのグループ会社であるおかぴファーマシーシステム株式会社(本社:東京都千代⽥区、代表取締役:倉重 達⼀郎、以下おかぴファーマシー)の 3 社は、対⾯とオンラインを組み合わせたハイブリッド診療で、保険適⽤のピル・漢⽅の処⽅と無料配送を⾏う企業向けサービス「婦⼈科ダイレクト」 (以下 本サービス)を共同開発し、2025 年 4 ⽉ 1 ⽇(⽕)から提供開始します。

本サービスは、企業に対し女性従業員向けの福利厚生の施策として提供するものです。初診及び年 1 回以上の提携クリニックでの対⾯受診を必須としながら、3 ヶ⽉毎の診療をオンラインで受診可能としています。症状がある⽅の保険診療を前提とし、ピル・漢⽅は保険適⽤の薬剤を処⽅します。オンライン診療はグレイスグループの提供する LINE 公式アカウント「Grace Care」にて申込後、コールドクターの「みてねコールドクター」にて受診、おかぴファーマシーの「とどくすり」にて薬の無料⾃宅配送が可能です。これにより、受診ハードルを下げながら安⼼してピル・漢⽅の服⽤が続けられる体制を 3 社で協業して提供します。

なお本サービスは、2024 年 12 ⽉にスタートした東京都による社会課題解決型スタートアップ支援事業「Tokyo Co-inNovators」(※1)の第1期コンセプト検証に採択されていますが、今後、社会課題の解決に向けて共にコンセプト検証に取り組む企業や提携する婦⼈科クリニックを、東京都だけでなく、全国から幅広く募集します。

■ 社会的背景
⼥性特有の健康課題が社会に与える経済損失は年間 3.4 兆円(※2)に上ると試算されていますが、特に⽉経随伴症や更年期症状に関しては、症状があっても婦⼈科を受診しない⼥性が多く存在しています。

⼀⽅、オンラインピルサービスの普及により、20 代では 3 割以上(※3)の⽅が低⽤量ピルを服⽤するなど、若い世代を中⼼に低⽤量ピルの服⽤率が上昇していますが、婦⼈科専⾨医による対⾯診療で必要な検査を受けない場合、重篤な疾患が⾒逃されるリスクがあります。

これらの課題に対し、3 社は対⾯とオンラインを組み合わせたハイブリッド診療で、保険適⽤のピル・漢⽅の処⽅と無料配送を⾏うサービスの提供を開始、症状の原因となっている疾患の早期発⾒・早期治療を促し、⼥性特有の健康課題の解決に寄与します。

■ 本サービスの特⻑
・対⾯とオンラインを組み合わせたハイブリッド診療
本サービス提携クリニックでの初診及び年 1 回以上の対⾯受診を必須としながら、3 ヶ⽉毎の診療をコールドクターの「みてねコールドクター」にてオンラインで受診可能です。産婦⼈科専⾨医による定期的な診療によって、重⼤疾患の早期発⾒・治療に繋げながら、症状にあったピル・漢⽅の処⽅を実現します。

・ピル・漢⽅を「保険診療」で安⼼・便利に処⽅・配送
本サービスは、症状がある⽅の保険診療を前提とし、ピル・漢⽅は保険適⽤の薬剤を処⽅します。またおかぴファーマシーの「とどくすり」による⼥性薬剤師の服薬指導と薬の無料配送で、必要な薬剤を安⼼・便利に⾃宅に届けます。

・企業・婦⼈科クリニックの負担額ゼロで容易に導⼊が可能
本サービスは、福利厚⽣として企業の負担額ゼロ(健康保険による保険診療の費⽤負担除く)での導⼊が可能です。また対⾯診療を実施する婦⼈科クリニックに対しても、本サービスの提携先になることで、送客含めたサービス利⽤料を 0 円で提供します。サービス導⼊のハードルを下げ、⼥性特有の健康課題に関する企業の取り組みを⽀援します。

サービス概要
提供開始⽇:2025 年 4 ⽉ 1 ⽇(予定)
オンライン診療開始⽇:2025 年 7 ⽉ 1 ⽇(予定)
1 年に 1 回以上の対⾯診療を必須としながらオンライン診療を組み合わせることで安全かつ便利に保険適⽤ピル・漢⽅の⼊⼿が可能なサービス
※ピルの服⽤がはじめての⽅または器質性⽉経困難症の⽅は、初回に 1 ヶ⽉分のみ処⽅し、対⾯で再受診後にオンライン診療可能となります

各社の役割
グレイスグループ:対⾯診療で保険適⽤ピル・漢⽅の処⽅をする全国の婦⼈科診療施設ネットワークの構築、企業・⾃治体等へのサービス導⼊の提案、LINE公式アカウント「Grace Care」の提供

コールドクター: 「みてねコールドクター」によるオンライン受診

おかぴファーマシー:⼥性薬剤師による服薬指導、オンライン薬局サービス「とどくすり」による薬の無料配送

■ 市ヶ⾕ウィメンズヘルス&ウェルネスクリニック院⻑ 北村邦夫先⽣からのコメント

月経のある女性の約30%が月経困難症との診断を受けることから(※4)、僕の眼の黒い間にわが国におけるOC/LEP(※5)を30%まで普及させたいとの願いを実現すべく取り組んできました。しかし、2002年以降2年毎に実施している全国調査「男女の生活と意識に関する調査」(※6)では、2016年までのOC/LEPの使用者が1.6%から3.3%に過ぎなかったものが2023年には一挙に12.3%に増加していました。これがオンラインピルサービスの普及と連動していることは間違いなさそうです。「婦人科は敷居が高い」と言われて久しくなりますが、OC/LEPの普及だけを考えると婦人科受診が多少の障害になっている可能性を否定できません。それならばと、今回「婦人科ダイレクト」の支援を決めました。従来のオンラインピルサービスの課題を踏まえ、必ず婦人科での受診を促し、その後は問題がなければオンラインサービスを提供するという理念に賛同したからです。

■ 丸の内の森レディースクリニック院⻑ 宋美⽞先⽣からのコメント
「婦⼈科ダイレクト」は、対⾯とオンライン診療を組み合わせ、保険適⽤のピル・漢⽅を安⼼して便利に継続できる画期的なサービスです。初診・年 1 回の対⾯診療を必須としつつ、3 ヶ⽉ごとにオンライン受診が可能なため、忙しい⼥性も無理なく利⽤できます。⼥性が⾃分の体について主体的に管理し、より健康で⾃分らしくに活躍できる社会に寄与する本サービスを、産婦⼈科医として⼼から推薦します。

■ Inaba Clinic 院長 稲葉可奈子先生からのコメント
オンラインでの低用量ピル処方は、女性にとってアクセス改善のメリットがある一方で、必要な検査が十分に受けられていなかったり、ちょっとした相談がしにくいというお声があるのも事実です。オンライン診療と対面診療とをうまく融合させ、女性にとってよりよい受診スタイルを提供するのが「婦人科ダイレクト」ではないかと期待します。

【株式会社グレイスグループについて】
株式会社グレイスグループは、「⼦供を持ちたいと願う⼀⼈でも多くの⼥性の夢がかなう未来の創出」をミッションに掲げ、⼥性の健康維持・向上をサポートするため、卵⼦凍結保管サービス「Grace Bank」、働く⼥性のための予防医療・不妊治療サービス「Grace Care」を提供しています。

株式会社グレイスグループ
Web サイト  URL:https://gracebank.jp/

【株式会社コールドクターについて】
株式会社コールドクターは、「IT と新しい⼒で医療をアップデートする」をミッションに掲げ、誰もが安⼼して適切な医療にアクセスでき、家族の健康や様々なお悩みに寄り添えるよう、24 時間 365 ⽇⾃宅で医師の診察が受けられるオンライン診療アプリ『みてねコールドクター』を提供しています。

株式会社コールドクター
Web サイト URL:https://calldoctor.jp/

【おかぴファーマシーシステム株式会社について】
おかぴファーマシーシステム株式会社は、凸版印刷(当時)の 100%⼦会社として2019 年 10 ⽉ 1 ⽇に設⽴されました。⾼齢化や⽣活スタイルの変化による⼦育て・介護への関り⽅の変化に合わせ、安全かつ便利にお薬を⾃宅に届けるサービスをはじめとして、医療のデジタルラグの架け橋となり、持続可能な医療の未来を創造することを⽬指しています。

おかぴファーマシーシステム株式会社
Web サイト URL:https://okapi.co.jp/

※1:東京都 社会課題解決型スタートアップ支援事業「Tokyo Co-inNovators」
https://shakaikadai.metro.tokyo.lg.jp/
※2:2024 年 2 ⽉ 経済産業省「⼥性特有の健康課題による経済損失の試算と健康経営の必要性について」
※3:「まるのうち保健室「働く⼥性ウェルネス⽩書 2022」」Copyright 三菱地所・ファムメディコ
・神奈川県⽴保健福祉⼤学 All Rights Reserved.
※4:山本宝「臨床と薬物治療」21(8):771-774(2002)
※5:低用量ピル
※6:一般社団法人 日本家族計画協会「第9回 男女の生活と意識に関する調査」(2023)

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